外国人は信用できないものだという蔑視的な諺。要するに島国根性から出た表現である。...
いこくのものはいつわりおおし【異国の者は偽り多し】
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いざかまくらへ【いざ鎌倉へ】
幕府に大事が起きると、御家人がたちまちはせ参じることから転じて、要するに一大事が...
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いさくさ【イサクサ】
イサクサ=「いざこざ」=「紛糾」の意。(小金井小次郎「イサクサなしにお呼びなさい...
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いさごのこがね【砂子の黄金】
ありふれたものの中から貴重な品が出てくることのたとえ。(八百蔵吉「泥中の蓮と申ま...
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いざりさんびゃく【躄三百】
いざって動くくらいの距離でさえ、引越しにはそれなりの費用がかかるものだ、というた...
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いしのうえにもさんねん【石の上にも三年】
冷たい石の上にも三年座っていればその石は温かくなる。辛くても長いことじっと我慢し...
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いしべきんきちかなかぶと、たたけばかんかんおとがする【石部金吉金兜、叩けばカンカン音がする】
「石部金吉」は「堅物」(きまじめで遊びを知らない男)の代名詞。「金兜」は、更にこ...
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いしゃのやくれいとみやまのさくら、とりにゃいかれぬさきしだい【医者の薬礼と深山の桜、取りにゃ行かれぬ先次第】
昔の医師の治療報酬と山奥にある桜は、「取りに行こうとして取れるものではない」つま...
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いしょくたりてれいせつなる【衣食足りて礼節なる】
「礼節を知る」とも。人(民)というのは、生活が豊かになって初めて道徳を心得、礼儀...
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いしをいだいてふちにのぞむ【石を抱いて淵に臨む】
助かる可能性をわざと捨てて死地に赴くような行為のこと。「毛吹草」に「いしをいたき...
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いすかのはしのくいちがい【イスカの嘴の食い違い】
よく「することなすこと」に続く文句。鳥の「いすか」の嘴が交叉していることから、計...
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いずれをみてもやまがそだち【いずれを見ても山家育ち】
「菅原伝授手習鑑」より。菅秀才の身代わりに立てる子供を自分の教え子の中から探そう...
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いせえびもかまくらえびももろともにこしをかがめてはいるおおえど【伊勢海老も鎌倉海老も諸共に腰をかがめて入る大江戸】
伊勢の海老も鎌倉の海老も腰をかがめて江戸に入ってくる=海老が腰を曲げているのは当...
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いせへななたびくまのへさんどあたごやまへはつきまいり【伊勢へ七度熊野へ三度愛宕山には月参り】
京都の俚諺。一生の内に、お伊勢さまに七回、熊野三山へ三回、愛宕山には月に一度は参...
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いせや、いなりにいぬのふん【伊勢屋、稲荷に犬の糞】
よく「火事に喧嘩に中ッ腹」から続く文句。江戸の市中で多く目についたものの代表をい...
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いそうろうおいてあわずいてあわず【居候置いて合わず居て合わず】
居候は本人にとっても難儀だが、それを置く身にとっても割に合わないものだという川柳...
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いそうろうていしゅのるすにしそうろう【食客亭主の留守にし候】
たちの悪い居候が主の留守中、女房に手を出したりすることもある、という川柳。(孝行...
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いそがずばぬれざらましをたびびとのあとよりはるるのじのむらさめ【急がずば濡れざらましを旅人の後より晴るる野路の村雨】
旅人が濡れながら慌てて行った後で、野の道に降った村雨がさっと上がってしまう。急が...
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いそのあわびのかたおもい【磯の鮑の片思い】
鮑の貝殻が片面しかないので、「片思い」の枕詞のようにして用いる。(磯の鮑「今日と...
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いたくもないはらをさぐられる【痛くもない腹を探られる】
何も悪いことをした覚えがないのに疑われ、取り調べを受けたりすること。(講談・小金...
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